位牌は亡き人そのもの
 仏壇の中に必ずお祀りされるのが位牌。歴史的には中国儒教に起源があり、鎌倉時代に禅宗と共に日本に伝えられたとされます。

 お仏壇を購入される時に、多くの皆さんの気持ちの中にあるのは位牌をお祀りしたいとい気持ちに違いなく、その気持ちは故人を思う気持ちと表裏一体のものであるはずです。

 位牌は実際には「亡き人そのもの」となります。多くの方々は仏壇をお祀りする時に、なつかしい今は亡き人に語り掛けを行います。

「おばあちゃんがいたよ。おばあちゃんが見つかった。」

 阪神大震災の時、こうした光景がテレビで流れました。そして瓦礫の山の中から出てきたのは一本のお位牌でした。

 ご家族や親しい方が無くなった時に位牌をお祀りすれば、悲しみが少しずつ癒されるはずです。

 仲の良いご夫婦のどちらかが先立たれ時に、二人の名前を連ねたお位牌を作ることもできます。この場合一般的には夫の名前を向かって右側に、妻の名前を左側に記します。札板の裏側には俗名を記しますが、その場合も向かって右側に夫の名前、左側に妻の名前を記すことが多いようです

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