関東・男性・40歳代

数年前、身内の法事が近づいてきた時、珠数を購入しようと近くの仏具店に行きました。お店の前に雀の死骸があったのを見ましたが、とりあえず珠数を見に店内へ。購入後、店を出たらそこの定員らしき若い女性が街路樹の根元を掘っていました。そっと覗くとあの雀を埋めていたのです。優しい人だな。なんとなくここで買ってよかった。そう思いつつ、今買ったばかりの珠数を握りしめ、小さな死を憐れみながら店を後にしました。きれい事ばかりが目立つ世の中ですが、ちょっとだけ癒されました。