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蓮池うるし工芸(東広島)

蓮池うるし工芸(東広島)の写真

蓮池うるし工芸
東広島市西条町西条東1054-1
TEL.0824-23-2876  FAX.0824-23-2876


第25回伝統的工芸品仏壇仏具店で経済産業大臣賞を受賞
初の32回連続最高賞の受賞


第25回全国伝統的工芸品仏壇仏壇展は三月二日三日の両日、青山スクエア二階会議室で開催され、選りすぐりの伝産仏壇仏具が出品された。

最高賞となる経済産業大臣賞は広島仏壇の蓮池うるし工芸(東広島)が受賞。作品は「16号 堆漆黒柿孔雀杢造り」。

蓮池稔氏が時間を掛けて仕上げた仏壇だけあり、今回の出品作品の中ではずば抜けた存在感。黒柿、黒柿葡萄杢、栃縮み杢、欅玉杢、神代杉という銘木の美しさにも目を奪われる作品となった。

<p style=”text-align: center;”><strong>作品名の一部となっている黒柿孔雀杢 </strong>
<strong>限りなく回数を重ねられた摺り漆仕上げ</strong></p>

<p style=”text-align: center;”><strong>欅経机 欅は限りなく丁寧に摺り漆で仕上げられている</strong>
<strong>透明感のある厚みのある塗面は工芸そのもの</strong></p>

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第24回伝統的工芸品仏壇仏具店で経済産業大臣賞を受賞
初の2回連続最高賞の受賞


蓮池うるし工芸

第24回全国伝統的工芸品仏壇仏具展で最高賞となる経済産業大臣賞を受賞した作品と伝統工芸士で製作者の蓮池稔氏

 


第23回伝統的工芸品仏壇仏具店で経済産業大臣賞を受賞
初の最高賞の受賞


第23回全国伝統工芸品仏壇仏具展で最高賞となる経済産業大臣賞を受賞したお仏壇

第23回全国伝統工芸品仏壇仏具展で最高賞となる経済産業大臣賞を受賞したお仏壇

2017年3月に開催された第23回伝統的工芸品仏壇仏具展で最高賞を受賞したお仏壇です。

2017年3月に開催された第23回全国伝統的工芸品仏壇仏具展で最高賞となる経済産業大臣賞を受賞したのが蓮池うるし工芸の広島仏壇「36号小口三方開イハイ台堆漆乾漆象嵌」。塗り重ねられた堆漆が須弥壇前や中段前に貼られ、大柱の栃縮杢は透き漆で輝き、大戸には希少な欅玉杢材が使われています。

この作品について蓮池稔氏は次にように語ります。

「扉を開いた時、大戸の欅玉杢と大柱の栃八角虎杢と欄間彫刻の総雲の模様で、全体が雲に覆われている御浄土を表現したいという想いで製作しました。私が一番伝えたかった事は、素材の魅力、先人が考え出した漆の技法など、普段あまり目にすることのない素晴らしい伝統を今回の作品に取り入れ、工芸としての仏壇の価値創造を次の世代に提案することです」

堆漆は7色の漆を500回から600回塗り重ねられたもの。毎晩毎晩、色漆を塗り重ねていったものです。

塗り重ねられた色漆の層

塗り重ねられた色漆の層

 

(この製品は2018年、地元広島ですでに販売されています。)


この製品は2005年、名古屋で開催された第18回全国伝統的工芸品仏壇仏具展で中国経済産業局長賞を受賞した「三尺四寸前開き総粉前呂色仕上げ 透かし錺金具型蒔絵」です。

蓮池うるし工房(広島)仏壇2005中国経済産業局長賞

平成17年伝統的工芸品仏壇仏具展中国経済産業局長賞受賞


京型円窓障子のお仏壇です。柱には籠彫りを施し、螺鈿蒔絵飾り、四季折々の蒔絵などがお仏壇を美しく飾ります。

蓮池うるし工房(広島) 中国経済産業局長賞受賞仏壇


平成11年(1999年)以降の全国伝統的工芸品仏壇仏具展において蓮池うるし工房は以下のような受賞をしています。

平成11年(第15回) 中国通商産業局長賞

平成13年(第16回) 中国通商産業局長賞

平成15年(第17回) 伝統的工芸品産業振興協会会長賞 広島県知事賞

平成17年(第18回) 中国通商産業局長賞 広島県知事賞

平成19年(第19回) 伝統的工芸品産業振興協会会長賞 中国通商産業局長賞

平成22年(第20回) 全国伝統的工芸品仏壇仏具連合会会長賞 中国通商産業局長賞

平成25年(第21回) 伝統的工芸品産業振興協会代表理事賞 中国通商産業局長賞

平成28年(第22回) 第2位・経済産業省商務情報政策局局長賞

平成29年(第23回) 第1位・経済産業大臣賞


この存在感のある仏壇はいったいどのようにして作られているのでしょうか。


蓮池うるし工芸の仏壇作りは、仏壇木地の隅々まで和紙を貼ることから始まります。和紙を貼ることで、木地が痩せることを防ぎ、継ぎ目などが塗った後に目立つことがないようにする手間の掛かる仕事です。和紙は古い和綴じ本をほどいて使います。


和紙を貼った後、膠に砥の粉を混ぜたものを塗ることで下地を全体に塗ってゆきます


この膠砥の粉下地を作った後に、今度は膠と地の粉を合わせて作ったペースト状の下地を塗ってゆきます。


下地が十分に固まった後に、いよいよ漆を塗ります。伝統工芸士・蓮池稔の仕事です。上半身裸になるのは、漆にほこりやごみを落とさないためで、漆を塗る時間はまさに蓮池稔にとっての「真剣勝負」の時間となります。


金箔は1万分の数㍉という薄い純金箔です。


蓮池うるし工房の人気製品のひとつが「18号桜もみじ」です。白木の彫りは宮島細工となっています。欄間彫刻は桜、柱には蒔絵で紅葉を描きます。春秋の情感溢れる逸品仏壇です。


新作の上置仏壇はもちろん漆仕上げ。戸板には栃の無垢縮み杢を用い、須弥壇下には漆精製の際に使われる綿が使われています。黒塗りの部分は黒漆仕上げ、栃の縮み杢の部分は摺り漆で仕上げています。


蓮池うるし工芸 東広島市西条町西条東1054-1 TEL.0824-23-2876  FAX.0824-23-2876

基本情報

住所 東広島市西条町西条東1054-1
Tel 0824-23-2876
HP
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