
蓮池うるし工芸
東広島市西条町西条東1054-1
TEL.0824-23-2876 FAX.0824-23-2876
仏壇日本一4回連続の最高賞 経済産業大臣賞受賞
2025年(令和7)第26回全国伝統的工芸品仏壇仏具展 経済産業大臣賞受賞作品
伝統意匠部門 広島仏壇「16号総開 欅玉杢造」
蓮池うるし工芸が受賞した作品は、16号というサイズながら、総開合計六枚戸の構成で扉サイズを調整し、半間仏間、四尺仏間、一間仏間まで安置することができるという工夫がなされたもの。また、「法隆寺の玉虫厨子に倣い、須弥壇の上に二百枚の玉虫の羽を使いました」というこだわりの構成。
蓮池うるし工芸の今回の受賞仏壇の大きな特徴は欅玉杢を仏壇胴の四方に用いていることにあり、前面、側面、後面に摺り漆仕上げの欅玉杢が配置されるが、蓮池稔氏は「三十年前に仕入れた四枚の欅玉杢材」と語る。
蓮池うるし工芸のこれまでの経済産業大臣賞受賞作品でも欅玉杢の他、栃虎杢、黒柿、黒柿孔雀杢など日本の銘木を使ってきたが、今回は四面を囲む欅玉杢が迫力を生み出す作品となった。
色漆を塗り重ねた塊の彫り出しは、黒柿前柱の反り花と下段奥の束の鯱に使われている。
- 受賞作品の前に立つ蓮池稔氏
- 戸裏・背面は欅玉杢の木目を活かしたもの
- 扉のつまみ
- 須弥壇の束は色漆削り出しの鯱(しゃちほこ)
- 下段奥・束の鯱と黒柿柱の反り花は色漆重ね塗り彫刻
- 内陣の構成
- 扉を閉めると全体が欅玉杢という迫力のある作品
- 天井には龍彫り
第25回伝統的工芸品仏壇仏具店で経済産業大臣賞を受賞(2023年))
初の3回連続最高賞の受賞
- 蓮池うるし工芸 2023年第25回全国伝統的工芸品仏壇仏具展 最高賞となる経済産業大臣賞を受賞
第25回全国伝統的工芸品仏壇仏壇展は3月2日3・日の両日、青山スクエア二階会議室で開催され、選りすぐりの伝産仏壇仏具が出品された。
最高賞となる経済産業大臣賞は広島仏壇の蓮池うるし工芸(東広島)が受賞。作品は「16号 堆漆黒柿孔雀杢造り」。
蓮池稔氏が時間を掛けて仕上げた仏壇だけあり、今回の出品作品の中ではずば抜けた存在感。黒柿、黒柿葡萄杢、栃縮み杢、欅玉杢、神代杉という銘木の美しさにも目を奪われる作品となった。
- 経済産業大臣賞受賞の作品と蓮池稔氏 蓮池稔氏は広島仏壇の塗師で伝統工芸士
<p style=”text-align: center;”><strong>作品名の一部となっている黒柿孔雀杢 </strong>
<strong>限りなく回数を重ねられた摺り漆仕上げ</strong></p>
- 黒柿の孔雀杢を下台引戸に使用 摺り漆を50回以上重ねることで孔雀杢が立体的に見える
- 希少な黒柿孔雀杢 摺り漆を限りなく重ねることで、杢がマーブル紙のような立体のよう見える
- 経済産業大臣賞受賞の作品を前に 蓮池稔氏
<p style=”text-align: center;”><strong>欅経机 欅は限りなく丁寧に摺り漆で仕上げられている</strong>
<strong>透明感のある厚みのある塗面は工芸そのもの</strong></p>
- 摺り漆仕上げの経机 摺り漆を限りなく重ねることで美しい塗面が生まれた 天板前面には銀線 筆返しは色漆を彫刻したもの
- 摺り漆仕上げの経机
- 経机の下に収納される宝相華蒔絵箱 金具の中央の赤部分は銅を加熱し発色させたもの
- 引き出しの黒部分は漆清製の濾し綿を使い、十字の銀線をアクセントにする
- 蓮池うるし工芸 欄間両脇の吊り柱は縮み杢 そこら下に付けられた蓮は色漆 障子組子は神代杉
- 障子組子は神代杉 戸裏は黒柿 錺金具は墨挿し仕上げ
- 内陣の構成 六角柱は蒔絵で加飾
第24回伝統的工芸品仏壇仏具展で経済産業大臣賞を受賞(2020年)
初の2回連続最高賞の受賞

第24回全国伝統的工芸品仏壇仏具展で最高賞となる経済産業大臣賞を受賞した作品と伝統工芸士で製作者の蓮池稔氏
- 黒塗りの軸戸には銀杏を描き、下框には桜の蒔絵を配する
- 金の薄板を連続して嵌める平文、輝く螺鈿など、漆芸の極を凝らした内陣
- 色漆を塗り重ねた堆漆で作られた柱の蓮華座
- 表戸に使われる希少な黒柿の戸板
- 幾層にも塗り重ねられた色漆の束(つか)の上には漆が塗られ研ぎ出され、独自の風合いを生み出す 黒部分は漆清製の濾し綿を使い、十字の銀線をアクセントにする
- 引き戸の奥には見事な鳳凰の蒔絵が描かれる
- 黒面は伝統工芸士蓮池稔氏が下地から丹念に仕上げ最後に漆塗りで仕上げている
- 希少な黒柿の縮み杢が悠久の木の魂を感じさせる。摺り漆を60回以上行った手間をかけた塗り面はまさに工芸品の名にふさわしい
第23回伝統的工芸品仏壇仏具店で経済産業大臣賞を受賞(2017年)
初の最高賞の受賞

第23回全国伝統工芸品仏壇仏具展で最高賞となる経済産業大臣賞を受賞したお仏壇
2017年3月に開催された第23回伝統的工芸品仏壇仏具展で最高賞を受賞したお仏壇です。
- 蓮池うるし工房(広島)経済産業大臣賞受賞作品
- 蓮池うるし工房(広島)経済産業大臣賞受賞作品
2017年3月に開催された第23回全国伝統的工芸品仏壇仏具展で最高賞となる経済産業大臣賞を受賞したのが蓮池うるし工芸の広島仏壇「36号小口三方開イハイ台堆漆乾漆象嵌」。塗り重ねられた堆漆が須弥壇前や中段前に貼られ、大柱の栃縮杢は透き漆で輝き、大戸には希少な欅玉杢材が使われています。
この作品について蓮池稔氏は次にように語ります。
「扉を開いた時、大戸の欅玉杢と大柱の栃八角虎杢と欄間彫刻の総雲の模様で、全体が雲に覆われている御浄土を表現したいという想いで製作しました。私が一番伝えたかった事は、素材の魅力、先人が考え出した漆の技法など、普段あまり目にすることのない素晴らしい伝統を今回の作品に取り入れ、工芸としての仏壇の価値創造を次の世代に提案することです」
- 左の輝く柱は漆を50回塗り重ねられた栃の縮み杢の柱
- 何重にも塗り重ねられた色漆が須弥壇の天板に付けられている
- 螺鈿を用いた蒔絵、堆朱の色漆、須弥脇には漆を濾した綿布を素材として用いられている
堆漆は7色の漆を500回から600回塗り重ねられたもの。毎晩毎晩、色漆を塗り重ねていったものです。

塗り重ねられた色漆の層
(この製品は2018年、地元広島ですでに販売されています。)
この製品は2005年、名古屋で開催された第18回全国伝統的工芸品仏壇仏具展で中国経済産業局長賞を受賞した「三尺四寸前開き総粉前呂色仕上げ 透かし錺金具型蒔絵」です。

平成17年伝統的工芸品仏壇仏具展中国経済産業局長賞受賞
京型円窓障子のお仏壇です。柱には籠彫りを施し、螺鈿蒔絵飾り、四季折々の蒔絵などがお仏壇を美しく飾ります。
- 障子を閉めた姿
- 円窓障子の上部に描かれた蒔絵
- 螺鈿蒔絵による飾り
- 籠彫り
平成11年(1999年)以降の全国伝統的工芸品仏壇仏具展において蓮池うるし工房は以下のような受賞をしています。
平成11年(第15回) 中国通商産業局長賞
平成13年(第16回) 中国通商産業局長賞
平成15年(第17回) 伝統的工芸品産業振興協会会長賞 広島県知事賞
平成17年(第18回) 中国通商産業局長賞 広島県知事賞
平成19年(第19回) 伝統的工芸品産業振興協会会長賞 中国通商産業局長賞
平成22年(第20回) 全国伝統的工芸品仏壇仏具連合会会長賞 中国通商産業局長賞
平成25年(第21回) 伝統的工芸品産業振興協会代表理事賞 中国通商産業局長賞
平成28年(第22回) 第2位・経済産業省商務情報政策局局長賞
平成29年(第23回) 第1位・経済産業大臣賞
この存在感のある仏壇はいったいどのようにして作られているのでしょうか。
蓮池うるし工芸の仏壇作りは、仏壇木地の隅々まで和紙を貼ることから始まります。和紙を貼ることで、木地が痩せることを防ぎ、継ぎ目などが塗った後に目立つことがないようにする手間の掛かる仕事です。和紙は古い和綴じ本をほどいて使います。
- 職人さんが和紙を一枚一枚、丁寧に木地に貼って行きます
- 木地に貼られた和紙
- 引出の中までしっかりと和紙が貼られます
和紙を貼った後、膠に砥の粉を混ぜたものを塗ることで下地を全体に塗ってゆきます
- 膠を湯煎し混ぜる
- 膠に砥の粉を混ぜて攪拌する
- 膠砥の粉下地(泥地)
- 膠砥の粉下地(泥地)
- 膠砥の粉下地(泥地)
この膠砥の粉下地を作った後に、今度は膠と地の粉を合わせて作ったペースト状の下地を塗ってゆきます。
- 膠地の粉下地
- 膠地の粉下地
- 膠地の粉下地
下地が十分に固まった後に、いよいよ漆を塗ります。伝統工芸士・蓮池稔の仕事です。上半身裸になるのは、漆にほこりやごみを落とさないためで、漆を塗る時間はまさに蓮池稔にとっての「真剣勝負」の時間となります。
- 漆を塗る蓮池稔
- 漆を塗る蓮池稔
- 蓮池稔の漆刷毛
金箔は1万分の数㍉という薄い純金箔です。
- 箔押し
- 箔押し
- 箔押し
蓮池うるし工房の人気製品のひとつが「18号桜もみじ」です。白木の彫りは宮島細工となっています。欄間彫刻は桜、柱には蒔絵で紅葉を描きます。春秋の情感溢れる逸品仏壇です。
- 蓮池うるし工房(広島)18号仏壇 桜もみじ
- 蓮池うるし工房(広島)18号桜紅葉障子
- 蓮池うるし工房(広島)18号桜紅葉大戸
- 蓮池うるし工房(広島)18号桜紅葉欄間
- 蓮池うるし工房(広島)18号桜もみじ
- 蓮池うるし工房(広島)18号仏壇桜もみじ
- 蓮池うるし工房(広島)18号仏壇桜もみじ
新作の上置仏壇はもちろん漆仕上げ。戸板には栃の無垢縮み杢を用い、須弥壇下には漆精製の際に使われる綿が使われています。黒塗りの部分は黒漆仕上げ、栃の縮み杢の部分は摺り漆で仕上げています。
- 栃縮み杢総漆仕上げ
- 栃縮み杢総漆仕上げ
- 須弥壇下には漆精製の際の綿布を使用し、銀線をアクセントで入れる
- 栃の縮み杢が美しい戸板
- 欄間は錺金具と螺鈿で構成
蓮池うるし工芸 東広島市西条町西条東1054-1 TEL.0824-23-2876 FAX.0824-23-2876
基本情報
住所 | 東広島市西条町西条東1054-1 |
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