わたしの気持ちが微妙に変化をもたらしてきたのは、亡き母の七回忌法要をすませた頃からでした。 母とわたしは、自他共に一卵性親子と認め合うほどの間柄で、常に家のため、娘のためにと働き続けてきた母と、どんなことがあろうとも、母 […]
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昨年(2008年)は亡父の七回忌でした。一月の下旬に倒れ、亡くなったのが四月の下旬。僅か三ヶ月で黄泉の国へ旅立ってしまいました。 早速、父の次の住処として仏壇が必要となりました。生前、菩提寺と決めてあった寺の住職と相 […]
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熊本に嫁いだ娘の家族が来たこの三日間は、私ども老夫婦にとってまさにミニ台風の渦の中。孫は来て良し帰って良しと言いますが、その言葉を実感しました。 娘一家を最寄り駅まで見送って家に戻り、ホッとしていた時です。居間の電話 […]
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父は、今年八十四歳。一人暮らしの自立老人だ。毎朝、仏壇にたきたてのご飯と水をお供えし、長いお経を唱えて一日が始まる。 朝だけではない。一日の終わりにも、必ずありがとうございました、と感謝の言葉と共に深々と仏壇に頭を下げ […]
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付き合っている彼女の家に、仏壇がある。彼女の祖父が祀られているらしい。私が育った家には仏壇がなかったし、その作法も知らなかったので、しばらくは仏壇のことは特に気にはしなかったのだが、なんとなく気になっていたので、彼女に […]
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我が家の仏壇は賑やかだ。今日この頃は、バレンタインデーのチョコレートが仏前に重なっている。 遠くに住む二人の息子たちが帰省すると、お土産の煎餅の箱や、祖父へ買ってきたお酒が、とりあえず仏壇の前に置かれる。 就職 […]
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朝、起きたら、お仏壇の水をとりかえ、お線香をあげる。ごく自然な光景として、小さい頃の記憶に残っている。 家にお仏壇がある。自分にとっては、それが当たり前の子ども時代を過ごしてきた。親戚がやって来て、お仏壇のまわりが賑 […]
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大人がご先祖様の供養と合掌している姿を見て育った娘。 小さい頃からお仏壇の前で、見よう見真似ですがリンをたたき 「なぁーむ」 と言いながらご先祖様に挨拶しています。 母が庭で育てた季節の花を摘みながら 「この花は、 […]
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大人がご先祖様の供養と合掌している姿を見て育った娘。 小さい頃からお仏壇の前で、見よう見真似ですがリンをたたき 「なぁーむ」 と言いながらご先祖様に挨拶しています。 母が庭で育てた季節の花を摘みながら 「この花は、大き […]
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亡き父が定年退職した時に求めた仏壇は、当時の両親にとっては、ささやかな贅沢品でした。こじんまりした造りの紫檀製で、我が家をじっと見守ってくれています。 お初のご飯とお茶は、お仏壇へあげてからでないと喉を通りません。娘 […]
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