専門紙「月刊宗教工芸新聞」が提供する
仏壇と仏壇店情報
お知らせ
箔座(金沢)とモメンタムファクトリー・Orii(高岡)のコラボによる「ぐい呑み 輝」が今春発表された。金箔工芸と銅器着色工芸により日本酒が美味しく頂ける酒器だ。
モメンタムファクトリー・Oriiの着色は、銅器の伝統的な着色から生まれるものだが、「オリイブルー」と称される折り重なる深みのある青の世界は、全く新しい青の世界として高く評価されている。
「ぐい呑み 輝」ではこの青の世界に箔座の技により砂子のように金箔が展開される。砂子も伝統的な技法ではあるが、そこに表現された金箔は湧き上がる光の輝き。天空に鏤められた光のようにも見える。
コラボ製品としては花瓶としての「いちりん 輝」がすでにあるが、ジャンルの違う工芸の出会いによる新たな表現の登場は、新たな価値の創造を生み出すだけに、今後もコラボによる製品の登場が期待される。
もちろん、花立て、香炉、火立てという三具足を見たいと思うの業界人も多いだろう。