専門紙「月刊宗教工芸新聞」が提供する
仏壇と仏壇店情報
第5回わが家のお仏壇物語
高校受験の前、インターハイ出場が懸かった試合当日、家族が手術を控えた朝…。大切な一日の始まりには、必ずお仏壇に祈ってから出掛けた。
「良い結果が出ますように…」。
だが、それらは何かが違うことに気付かされた。2才になったばかりの姪が、お仏壇の前で私たち大人を真似て小さな手を合わせる。何も願わぬ純真無垢な祈り…これこそが、本当の祈りの姿なのだ。大切にしなければならないのは常日頃の心掛けで、自らの都合だけを押し付けてはならないのだ。
このお仏壇は、私が生まれる何年も前からわが家にあるものだ。嬉しい時や悲しい時、そして新しい命が誕生する瞬間を、いつも一番近くで見守ってくれている。
感謝の気持ちを忘れずに、これからも大切にして行きたいと思う。