仏壇選びの達人

専門紙「月刊宗教工芸新聞」が提供する
仏壇と仏壇店情報

第8回わが家のお仏壇物語

メイクリーン賞「お仏壇に支えられて」西岡正樹(大阪府・26歳)


我が家にお仏壇がきてから、2年と半年になる。毎日、色んな思いや、日々感じた事を祈っている。姉が亡くなってから、もうそんなに経つのかなと思うと、時間が過ぎるのは早いなと日々感じている。お仏壇にいる姉に話しかけても、声を聞くことや返事は返ってこないが、不思議とお仏壇からパワーを貰えるような気がしてならない。

姉は、心筋梗塞で27歳という若さで、この世を去ったが、とても濃い人生を送ったと思っている。

そして、仏様になり今現在天国で修行しているのではないかと、そう考えている。月命日には、必ずおじゅっさんに来て頂き、一緒に唱えている。

私が、毎日仏壇の前に座り、祈りだすと、ロウソクが大きく揺れる。父や母に、その事を伝えると、きっと喜んでいるのだろう、そして守ってくれているのだろうと。

姉とは昔から、大仲良しで色んな事を話したり、将来の夢を語ったりした仲である。今でも昔の思い出を振り返ると、涙がこみ上げる。そして天国から家族を、見守ってくれていて家族が困った時は、助けてくれるのだろうと思っている。

来年、私も27歳になる。姉が亡くなった歳である。これからも、姉の分までしっかり生き、私自身見失わずに生きていきたいと、そう思っている。そして、一日もかかさず、これからもお仏壇の前で、日々の近況を報告していきたいと思っている。

感謝の気持ちを込めて、これからも毎日祈っていきたいと思っている。早かれ遅かれ、私も将来はお仏壇に入ることになる。それまでの人生を大事にしたいと思っている。そして、最後にお仏壇にいる姉に伝えたい言葉は、一人じゃないということ、家族を始めたくさんの友人が今でもあなたの事を思っていて、誰一人として、あなたの存在を忘れていないということ。

だから、天国でも優しい気持ちを持って元気でいてね。

お姉ちゃん、また逢おう。逢った時は、笑顔でまた色々話そうね。ありがとう。

仏壇公正取引協議会
祈ってみよう、大切な誰かのために。PRAY for (ONE)