専門紙「月刊宗教工芸新聞」が提供する
仏壇と仏壇店情報
仏壇仏具商品紹介
井上仏具(名古屋)
自社での仕立てがお客様の満足を生み出す
プロフェッショナルであることに対して常にこだわるのが井上仏具(名古屋)の井上幸治社長。事務所奥の仕立て場は、常に様々な仏具、仏像で埋まっている。時には突き鑿で、修理位牌の加工も行う。
名古屋の仏具木地職人が仕上げた様々な仏具木地を持つのも井上仏具の特徴。例えば洲浜型香炉台の複雑な木地、七角という微妙な割り出しが必要な仏具木地が見事に作られている。そして月型仏器台に合わせる錺もぴったりとした仕上がり。
寺院用位牌の木地も多数持ち、短納期を実現している。
仏具では組立の技術も製品価値の大きな要素となるが、井上仏具が評価されているのは「美しく確かに組み立てる仏具」に対してのものだ。
小型の厨子の扉を取り付ける場合、薄い戸板と妻板を繋ぐ蝶番に釘を打ち、自然な扉の開閉を作り出すことは難しいが、これもまた井上会長(2023年に会長)の得意とするところだ。
寺院位牌の修理に際しては塗面を突き鑿で削り取ることも行う。
こうしたことから「難しい仕事は井上仏具に頼めば確実」という評価が生まれている。
修理品も多いが「一つひとつが特注品」であり、その都度予算の中での適切な修理方法の判断が求められる。この判断力が問屋の力の現れになるが、それは実際に携わる人の経験値の積み重ねでもある。
次代を担う井上博貴社長(2023年に社長)も製作と営業に活躍中。
◎名古屋市中区松原3丁目14-26 TEL052-322-0338 FAX052-322-0326
出荷を待つ位牌
寺院位牌の修理
常花の修理
獅子頭
常花の修理
木曽檜三方
修復を待つ厨子
金箔・彩色十二神将像図
修復を終えた常香盤台
名古屋仏具仏壇総合展示会における展示
宮殿の修復
真宗大谷派寺院用宮殿の組立
厨子の修理
浄土真宗仏具木地
位牌の新調と修理
彫刻付き筬欄間の製作
山号額の制作と修理
曲録の製作
天井花丸