専門紙「月刊宗教工芸新聞」が提供する
仏壇と仏壇店情報
仏壇店・工房・仏事情報
蓮池うるし工芸
東広島市西条町西条東1054-1
TEL.0824-23-2876 FAX.0824-23-2876
大型仏壇から小型仏壇への作り替えが喜ばれています
一本の仏壇から複数本の小型仏壇を製作することもあります
小学生・中学生・大学生に仏壇と漆工芸の技を伝えています
第24回伝統的工芸品仏壇仏具展で最高賞の経済産業大臣賞を連続受賞(2020年3月)
第23回伝統的工芸品仏壇仏具展で最高賞の経済産業大臣賞を受賞(2017年3月)
2017年3月に開催された第23回伝統的工芸品仏壇仏具展で最高賞を受賞したお仏壇です。
2017年3月に開催された第23回全国伝統的工芸品仏壇仏具展で最高賞となる経済産業大臣賞を受賞したのが蓮池うるし工芸の広島仏壇「36号小口三方開イハイ台堆漆乾漆象嵌」。塗り重ねられた堆漆が須弥壇前や中段前に貼られ、大柱の栃縮杢は透き漆で輝き、大戸には希少な欅玉杢材が使われています。
この作品について蓮池稔氏は次にように語ります。
「扉を開いた時、大戸の欅玉杢と大柱の栃八角虎杢と欄間彫刻の総雲の模様で、全体が雲に覆われている御浄土を表現したいという想いで製作しました。私が一番伝えたかった事は、素材の魅力、先人が考え出した漆の技法など、普段あまり目にすることのない素晴らしい伝統を今回の作品に取り入れ、工芸としての仏壇の価値創造を次の世代に提案することです」
堆漆は7色の漆を500回から600回塗り重ねられたもの。毎晩毎晩、色漆を塗り重ねていったものです。
(この製品は2018年、地元広島ですでに販売されています。)
この製品は2005年、名古屋で開催された第18回全国伝統的工芸品仏壇仏具展で中国経済産業局長賞を受賞した「三尺四寸前開き総粉前呂色仕上げ 透かし錺金具型蒔絵」です。
京型円窓障子のお仏壇です。柱には籠彫りを施し、螺鈿蒔絵飾り、四季折々の蒔絵などがお仏壇を美しく飾ります。
全国伝統的工芸品仏壇仏具展において蓮池うるし工房は以下のような受賞をしています。
平成11年(第15回) 中国通商産業局長賞
平成13年(第16回) 中国通商産業局長賞
平成15年(第17回) 伝統的工芸品産業振興協会会長賞 広島県知事賞
平成17年(第18回) 中国通商産業局長賞 広島県知事賞
平成19年(第19回) 伝統的工芸品産業振興協会会長賞 中国通商産業局長賞
平成22年(第20回) 全国伝統的工芸品仏壇仏具連合会会長賞 中国通商産業局長賞
平成25年(第21回) 伝統的工芸品産業振興協会代表理事賞 中国通商産業局長賞
平成28年(第22回) 第2位・経済産業省商務情報政策局局長賞
平成29年(第23回) 第1位・経済産業大臣賞
平成31年(第24回) 第1位・経済産業大臣賞
(史上初の2回連続経済産業大臣賞受賞!!)
この存在感のある仏壇はいったいどのようにして作られているのでしょうか。
蓮池うるし工芸の仏壇作りは、仏壇木地の隅々まで和紙を貼ることから始まります。和紙を貼ることで、木地が痩せることを防ぎ、継ぎ目などが塗った後に目立つことがないようにする手間の掛かる仕事です。和紙は古い和綴じ本をほどいて使います。
和紙を貼った後、膠に砥の粉を混ぜたものを塗ることで下地を全体に塗ってゆきます
この膠砥の粉下地を作った後に、今度は膠と地の粉を合わせて作ったペースト状の下地を塗ってゆきます。
下地が十分に固まった後に、いよいよ漆を塗ります。伝統工芸士・蓮池稔の仕事です。上半身裸になるのは、漆にほこりやごみを落とさないためで、漆を塗る時間はまさに蓮池稔にとっての「真剣勝負」の時間となります。
金箔は1万分の数㍉という薄い純金箔です。
人気の「18号桜もみじ」 宮島細工とのコラボ仏壇
蓮池うるし工房の人気製品のひとつが「18号桜もみじ」です。白木の彫りは宮島細工となっています。欄間彫刻は桜、柱には蒔絵で紅葉を描きます。春秋の情感溢れる逸品仏壇です。
伝統的工芸品仏壇仏具展で経済産業大臣賞を受賞した蓮池うるし工芸の人気仏壇「18号 桜もみじ」です。
伝統工芸士蓮池稔が下地から丹念に作り上げ、漆塗りで仕上げています。
欄間には桜彫刻を配し、花先は螺鈿で飾ります。また、柱には紅葉を蒔絵で描いております。
内陣には宮島細工(宮島彫り)を採用し、伝統工芸品として価値を高めています。
魅力の小型仏壇「栃の無垢縮み杢」仏壇
新作の上置仏壇はもちろん漆仕上げ。戸板には栃の無垢縮み杢を用い、須弥壇下には漆精製の際に使われる綿が使われています。黒塗りの部分は黒漆仕上げ、栃の縮み杢の部分は摺り漆で仕上げています。
蓮池うるし工芸 東広島市西条町西条東1054-1 TEL.0824-23-2876 FAX.0824-23-2876