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お仏壇・お墓の迦葉(かしょう・浜松市) 明るく清々しい新店舗

 

お仏壇・お墓の迦葉(浜松)は店舗をリニューアルし、2020年2月22日にオープンした。

新店舗は一階売場、事務所、二階の応接ルームを合わせて八十坪。「やすらぎと温もりのある店舗造り」という思いがよく実現された明るい店舗となり、地域のランドマークとして早くも存在感を発揮し始めている。

店舗は合掌造りを思わせる切り妻屋根が特長。店舗前面は開閉可能なガラス窓で構成され、明るい店内がこのガラス窓により生まれている。この開閉可能の窓は、店舗の外観がまるで洒落たイタリアンレストランのような雰囲気だ。

店舗エントランスのシンボルは、風に揺らめく白地の暖簾。この暖簾には迦葉のロゴが描かれるが「銀杏を文様化したもの」とのこと。お寺や神社の境内では銀杏の大木がシンボル的にそびえることが多いので、迦葉のロゴには神仏をもってお客様が集まるという願いが込められている。

店内にはエントランスから入り、右側が仏壇の展示スペース、左側が仏具・線香・珠数・盆提灯の展示スペースとなっている。

仏壇は伝統型唐木仏壇、都市型モダン仏壇をバランスよく展示。土地柄、二尺前後の仏壇も多く販売されることもあり、多彩な展示内容だ。

仏具・線香の展示スペースはオリジナル展示台によって構成される。手に取りやすい高さのひな壇構成の展示台は、下が収納スペースとなっており、使い勝手の良いデザイン。仏像・珠数の展示棚は、仏壇メーカーのオリジナル展示台を寸法指定で製作発注したもので、最上部にはLEDライトが埋め込まれており、ガラス棚を通して、棚全体をライトアップする。

接客カウンターは木目を持つナチュラルなもので、木製の椅子はラウンド状の背もたれを持つ座面が低めのもの。とても落ち着いた雰囲気の中での接客空間となっている。

店内には静かにオルゴールの音が流れる。店内に音楽を流す仏壇店は意外と少ないが、迦葉の空間の中でのオルゴールの音は店舗の雰囲気ととてもマッチしている。

(宗教工芸新聞2020年6月号掲載記事抜粋)

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