専門紙「月刊宗教工芸新聞」が提供する
仏壇と仏壇店情報
仏壇店・工房・仏事情報
神戸珠数店は、京都で100年に渡り京念珠®(珠数)の製造卸をしています。長年で培った珠数作りの手法と熟練職人の高い技術で「高品質で安心の珠数」そして「使う方に喜んでいただける珠数」を目指して、日々、珠数作りに携わっております。
製造卸元のため世界の希少材をはじめ、貴石・半貴石・琥珀・香木・木玉・ガラス玉・プラスチック玉など多種多様な材料を取り扱っており、どのようなお客様のご要望も形にできるよう最善をつくしております。
珠数は玉作り・房作り・糸作りなど多くの伝統技術(伝統産業)が集まって初めて出来上がる物です。京都の伝統産業である“珠数”の製造卸として「珠数が持つ伝統の継承と発展」という大きなテーマのもと、人々の心と心をつなぐ珠数を通して社会に貢献していくことが私達、神戸珠数店の仕事です。
付加価値の高い神戸珠数店オリジナル製品、高品質で安心の珠数「京念珠®」の製造・卸、自由度の高いオリジナル珠数の製作はお任せください。お客様の想いを形にいたします。
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◎製品取扱の仏壇仏具店をご紹介いたします TEL.075-371-3929 FAX.075-371-3930
神戸珠数店の動画をご覧ください。
華梵天
華やぎのある房のデザイン、京都の珠数職人による手間をかけた仕事、そしてオリジナルデザインが人気の華梵天(はなぼんてん)です。
この「華梵天」は房の下がる軸紐と房が一体化しており、丈夫な作りになっていることが特徴です。小田巻梵天の中には、軸と小田巻を別々に作り接着するため、軸と小田巻梵天が使用する中ではずれてしまうものもありますが、「華梵天」では軸糸そのものを芯玉に編み込んだ上から縢り(かがり)、軸糸と梵天を一体化しているために抜けにくい梵天となっています。在家用としてはもちろんのこと、御寺院様用の珠数房としてもご好評を頂いております。
モダン念珠
房頭を天然石とした神戸珠数店オリジナルの珠数がモダン念珠。
モダン念珠の動画をご覧ください。
清水焼の京念珠
京都を代表する工芸のひとつ「清水焼」を母珠にした京念珠。四季折々の透明感のある花々が心の安らぎを生み出します。四季の花の内容は以下の通り。
1月=椿 2月=梅 3月=ポピー 4月=桜
5月=菖蒲 6月=紫陽花 7月=百合 8月=向日葵
9月=桔梗 10月=コスモス 11月=紅葉 12月=カトレア
華薩摩
華薩摩焼の京念珠は人気作家空女(Cunyo)さんとのコラボ珠数。華薩摩の元となった京薩摩は明治時代以降、京都で盛んに作られた後に廃れていたものを、空女さんが現代に華薩摩として蘇らせたものです。
華やかな花柄は繊細に幾層にも折り重なるように描かれ、赤、緑、紫、黄に金線が加わった京薩摩の親珠、黒の上に金線のみで描かれた親珠の製品が用意されています。
空女さんの華薩摩の気品は珠数全体に気品と存在感を与え、ひと目で気に入る気品のある京念珠だ。現品を手にとってみて、その魅力に触れてみてください。
ibuki(いぶき)
「ibuki(いぶき)」。「自然からの贈り物」をテーマとするこの珠数の木玉素材は熊野ヒノキ。平安時代以来の熊野古道、また修験の地としても知られている信仰の土地で育った熊野ヒノキは清々しい印象。
房は艶やかな絹糸を山桜、梅苔、玉露、生藍の草木で染め上げたもの。梅染友禅染師の山本晃氏による古代染色法で染められた艶やかな絹糸で編まれた房は、自然の光の中で柔らかな自然の色を宿す。
山桜は花ではなく山桜の木による染色、梅苔は梅の木に育った苔による染色、玉露はまさに玉露の葉による染色、藍は生の藍からの染色だ。
珠数の中通しの糸、軸糸にもこの染色された絹糸が採用され、房と軸糸のよりは昇苑くみひもが担当。
結
結念珠(むすびねんじゅ)とは古来から日本で大切にされてきた「祈り守られる」というお守りの要素と、想いをこめたお参りに使う伝統の珠数を合わせた祈りの心をこめた京念珠。空間と身体を清めるとされる水晶玉と、京都宇治の昇苑くみひもによる「二重叶結び」をシルクの珠数房に結わえ付けた房は、あなたの願いを叶えてくれるはずです。
一凛
数珠に使われる天然石に、組紐の伝統技術で作られる小田巻梵天をあしらった腕輪念珠です。パワーストーンではなく、穴の加工に特別な手間をかけている数珠専用の天然石を使用することで、経年劣化以外でシリコン糸が切れにくい作りにしています。
小田巻梵天は、古来より数珠に使用されていた梵天を組紐の技術を使い改良し、デザインと耐久性を向上させた房です。一凛に組み込んでいる小田巻梵天は、防水加工を施しています。
縁添珠(よりそいじゅ)
先祖代々大切にしてきたお墓から数珠をお作りして、お手元に残すことができます。
墓じまいをした後も縁添珠でご先祖様への感謝の気持ちを次の世代に引き継いでゆくことができます。
正藍染め珠数 「藍珠(あいだま)」
神戸珠数店(京都)の人気の高いオリジナル珠数が「藍珠」。日本を象徴るする「ジャパン・ブルー」が美しく映える正藍染めの珠と房で仕立てられた珠数。「伝統産業である藍染めによって生み出される藍色の魅力と、同じ伝統産業である京念珠の技をコラボさせることで、持つ人々の心を豊かにさせたい」という想いから生み出された製品。
藍染めはAWAJI藍LANDprojectさんの昔ながらの藍染めの仕事によるもの。AWAJI藍LANDprojectは淡路島で藍を育てることから始まり、盛夏に藍を刈り取った後に冬季に百日をかけて発酵。今度は乾燥葉を切り崩しながら水を混ぜ合わす作業を何度も繰り返す「蒅(すくも)」と呼ばれる伝統的な技法により発酵染料が生み出される。神戸珠数店の新作珠数「藍珠」に使われる藍染料はまさに「蒅(すくも)」による発酵染料で染められたもの。
親玉・主玉・二天・ボサは日本のシンボルともいえる山桜を正藍染めしたものであり、深みのある藍色に心が惹かれる。
房は正絹を正藍染めしたもの。男性用には藍本来の藍染めにこだわり、
経年変化による風合いの変化を楽しめるよう濃い藍色に染め上げたもの。女性用は藍の色を極限まで淡く染め上げた上品な仕上り。中通しの糸も軸糸も正藍染めで仕上げられている。正絹を房に組むのは昇苑くみひも。神戸珠数店はこれまでも昇苑くみひみとのコラボ製品として「結」「ibuki」などの製品を生み出してきている。⇨「結」「ibuki」についてはこちらをクリックしてご覧ください。
製品は窓付き桐箱入り。
◎神戸珠数店 TEL075(371)3929 FAX075(371)3930