我が家には立派なお仏壇があります。私が買いました。 社宅に住んでいた子供の頃、タンスの上に小さなお仏壇が置いてありました。三男の父が九州に帰省した折、私の祖父である重太郎さんの位牌を持ち帰った時に両親が購入した団地サイズ […]
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最愛の祖母が他界したのはちょうど六年前の七月三日だった。いつものようにデイサービスに出掛けていたのだが、お昼頃家にデイサービスより電話が掛かってきて、ぐったりして動かなくなったので救急車を呼んだとの事。父と母と急いで病院 […]
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夫の義父母の住む母屋にはお仏壇がある。離れに住んでいる私たちだが、夫は昔からの習慣で朝夕お仏壇にお参りしている。私は朝だけ手を合わせる。 小学生の3人の子ども達はたまに義母を手伝って、お仏壇の水を替えたりお供えものをもら […]
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第5回フォトエッセイコンテスト「わが家のお仏壇物語」は2013年2月20日で締め切りとなり、全83作品を応募して頂きました。いずれの作品も秀作揃いでしたが、審査の結果以下のように金賞以下の入選作品が決定いたしました。入選 […]
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飛騨の小さな山村に、私の生まれ育った実家がある。毎日、御嶽山・乗鞍岳を拝める、自慢の故郷である。 昭和三十九年、実家に花嫁が来た。近くの村同士の婚姻が多い村で、兄嫁は岐阜の町娘だった。その白い手足と華奢な体付きを見て、「 […]
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小さな姪っ子に後ろから手を添え、一緒にお仏壇に向かって手を合わせる・・・。 幼いころ、同じように私にお唱えの言葉を教えたのは、父でした。木魚をたたく父の後ろで、一緒に手を合わせる時間が、私は好きでした。 父がこちら側で一 […]
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今の仏壇は二代目である。平成五年、初代の仏壇に別れを告げた。初代の仏壇には祖父母の位牌が納められていた。古くからあった仏壇を法事のあった折、父が選んで買い換えたものが今の仏壇である。 「親父、ええ仏壇が買えたろうが。見て […]
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夫の祖母は86歳。32年前に伴侶の祖父を亡くしている。ガンであっという間だったという。 以来、月命日の28日には墓参りに行く。歩いて行ける距離だからというのもあるが、先祖のお墓が遠い田舎にあって、めったに墓参りに行く機会 […]
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定年退職を目前にした五十九歳の時、私の父は肺癌に侵された。定年退職後は、趣味のゴルフや海外旅行などを楽しみたいと、父は目を輝かせて語ってくれた。しかし、その夢は叶うことなく、父は六十歳で天国へと旅立った。 癌が発見されて […]
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「仏壇を守るのはうら(私)の仕事や」 祖母は生前自分でそう言っていた。 私の家には珍しく仏像の仏様が安置された仏壇がある。実際、毎日仏様にお仏飯をあげるのも、お花やお供え物の管理も、祖先の月命日にお坊さんに読経していただ […]
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