わが家の仏壇は、家のほぼ中央にある縦長五畳の仏間の西側にあった。篤信の祖父が建てた立派な建物であったが、築百年を越える二階建ての木造は、天井の梁が折れ更に外側の梁にもひびがはいり、危険な状態になった。 両親も亡くなり無 […]
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祖母の四年目の命日。お仏壇に手を合わせ、嬉しい報告が出来ました。赤ちゃんが生まれたのです。 出産予定日を過ぎてもお産の兆しが無く、帝王切開の緊急手術。立ち合うはずの夫は間に合わず、ひとり不安のまま分娩室へ…。朦朧とした […]
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セール中でもないのに定価の半額でゲットした我が家のお仏壇は紫壇で、とても美しい細工のシンプルなお仏壇。6年前、27才の娘が父親の為に、そして私が主人の為に買ったもの。 宣告されるその日まで、大変元気で、週末にはゴルフに […]
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台所のワゴンテーブルがサーブの仏壇になって早や5年となる。 調理台として、つまみ食いテーブルとして、時にはちょっとした物置として、日常のワゴンテーブルは忙しい。 でも、年一度だけ、このテーブルは厳かな時を過ごす。 […]
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じいちゃんは、あんまり食べられないまま亡くなっちゃったからね。 「見るだけで、お腹いっぱい」って、いつも言っていたもんね。だから、ゆっくり食べさせてあげようね。 ここに置いてあげれば、毎日少しずつでも食べられるよ。 「 […]
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私は幼少の頃から仏壇を「なまなまさん」と呼んでいた。たぶん「南無」から派生した言葉だと思う。父母から「仏壇は爺さん婆さんやそれ以前の祖先を供養し拝むものだ」と教えられてきたからである。子供のころ学校から帰ると仏壇の前に行 […]
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子供の頃、仏壇は何となく恐いものだった。どことなく暗い雰囲気が漂っているようで、特に母の田舎の実家の仏壇は特に暗い感じで、その部屋に夜寝なければならないのが厭だった。事実よく眠れなかったことを想い出す。そうした仏壇の暗い […]
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この世に生まれて35年間、お仏壇というものとは縁遠い生活を送っていた私。 それが去年の夏、母を亡くしてからは、お仏壇が急に身近な存在になりました。 同じく、お仏壇になじみがない父と共に、母のお仏壇を捜しに仏具屋さんに […]
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母が生前何よりも大切にしていた仏壇を、私も宝物にしています。人生の喜怒哀楽を包み込むような、濃い茶色の仏壇に、私は父母の位牌を安置して、朝夕、自分を報告します。 上の娘が、今年4歳になる孫をつれて、年末年始に東京からやっ […]
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わが家の仏壇は昭和59年祖父(享年86才)が亡くなった時に設置しました。私は東京での生活でしたのでその時は実家にはいませんでした。初盆で帰省した際、初めて仏壇を目にした時、あまりの大きさに驚いた記憶があります。古い家なの […]
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