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仏壇と仏壇店情報
わが家のお仏壇物語
第6回フォトエッセイコンテスト「わが家のお仏壇物語」は2014年2月20日で締め切りとなり、全70作品を応募して頂きました。いずれの作品も秀作揃いでしたが、審査の結果以下のように金賞以下の入選作品が決定いたしました。入選作品に関しては順次掲載して行く予定です。
どんな人にとっても死は避けられないことであり、そこには大きな悲しみがともなうものです。しかし、人は死んでしまうと何もかもがなくなってしまうのでしょうか。
皆様の仏壇のエッセイを読ませていただき、そんなことはないのだなと感じました。
仏壇のある家では、ご先祖様や亡くなった家族はそこにいるのです。人生に迷ったとき、良い出来事があった時、あるいはあたりまえの日常生活を送っている時でも、仏壇を通して、亡き人と語らい、感謝を伝えることができるのだということを改めて教えていただきました。
さて、「わが家のお仏壇物語」も今回で第六回を迎えることができました。今回はいつにも増して、読み応えのある作品が多く、選考に大変苦労しました。
多くの応募作品の中から、家族に対する愛情や絆と、その媒介としての仏壇の表現が巧みであると感じられたものを選考させていただきました。
次回も、多くの方の作品に出会えることを楽しみにしております。
大正大学仏教学部特任専任講師
「嫁ぎ行く日の朝」 宮岸 久美代(石川県・54歳) 2014年4月掲載
「仏さんとじいちゃん」 笠井 穂の香(北海道・22歳) 2014年5月掲載
「私の使命」 石井 美香(福島県・30歳) 2014年6月掲載
「母の形見」 植田 尚宏(北海道・71歳) 2014年6月掲載
「小さな親孝行」 高野 憲子(愛知県・53歳) 2014年7月掲載
「おばあちゃんの仏壇」 千葉 裕美子(岩手県・39歳) 2014年7月掲載
「お仏壇クリスマス」 本田 加寿子(広島県・45歳) 2014年8月掲載
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