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仏壇と仏壇店情報
わが家のお仏壇物語
第8回フォトエッセイコンテスト「わが家のお仏壇物語」は2016年2月20日で締め切りとなり、全75作品を応募して頂きました。いずれの作品も秀作揃いでしたが、審査の結果以下のように金賞以下の入選作品が決定いたしました。入選作品に関しては順次掲載して行く予定です。
昔の大家族では、仏壇へお参りする大人の姿を見て、子供達は自然と仏壇に手を合わせるようになり、先祖を敬う気持ちを育んでいったものである。
ところが、核家族や単身世帯の増加が進む今日では、仏壇を所有する人は減っており、子供達がご先祖様を意識する機会は減っていると言える。今回の作品の中に、お仏飯のお下がりを食べるという話があった。昔は仏さまやご先祖様を第一に考え、そのお下がりを大切に頂いたものであったが、今では珍しいことであろう。
今回で、第8回を迎える「フォトエッセイコンテスト・わが家のお仏壇物語」には約75通のすばらしい作品のご応募を頂いた。今時のご時世には珍しく、応募者の皆様の生活の中には、仏壇を通して亡き家族やご先祖様に感謝するという心が自然と具わっている。このような心をこれからも大切に伝えて欲しいと心から感じた次第である。選考にあたっては、家族の愛の中に仏壇が自然と位置している作品を高く評価した。次回以降も是非、たくさんの応募をお願いしたい。
審査委員長 木内堯大師(如意輪寺住職・大正大学仏教学部特任専任講師)
「お仏壇に祈る時」 太田貴子(香川県・40歳)
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