第11回「わが家のお仏壇物語」入選作品発表
小社では第11回フォトエッセイコンテスト「わが家のお仏壇物語」の公募を昨年12月より2月20日まで実施し、111通ほどのご応募を頂きました。いずれの応募作品もお仏壇に対しての想いが伝わる秀作でしたが、審査の結果以下のように入選を決定いたしました。上位の入選作品はホームページ上で掲載致します。
審査委員長木内堯大先生の寸評
ある応募作品の中で、「お仏壇は誰かが亡くなった跡がここに残されている、と考えると悲しく寂しいけれど、誰かが生きていた、という事実を残す場所なのだと思う。」という文がありました。確かに仏壇とは、人の死を認めそれに対峙する場所かもしれませんが、亡くなった人の思いや、遺した大切な物が今も生きているということを感じることができる場所と言えるのではないでしょうか。
このフォトエッセイコンテストも第十一回目を迎えました。今回は百十一通もの多くの方からご応募を頂きました。今までにも増して、優秀な作品が多く、選考には大変苦慮いたしました。
それぞれの作品に込められる気持ちを考えると、優劣をつけられるものではありませんが、文章表現の巧みさ、エピソードのおもしろさ、伝わってくる故人への思いなどを総合的に判断して評価させて頂きました。
次回も是非、素晴らしい作品をお寄せ頂きますことを心よりお待ちしております。
審査委員長 木内堯大(如意輪寺住職・大正大学仏教学部特任准教授)
入選作品
◎ 金賞(商品券20,000円)
「カタチ」は変わっても・・」 小松沙織(宮城県・36歳)
◎ 銀賞(商品券10,000円)
「母からの最後の送り物」 豊島照久(群馬県・68歳)
◎ 銅賞(商品券5,000円)
「亡き夫と語らうとき」 広瀬美恵(滋賀県・88歳)
◎ 銅賞(商品券5,000円)
「小さなお喋り」 田端彩花(千葉県・30歳)
◎ 八田神仏具店賞(商品券5,000円)
「息子の成長」 原 徹(愛媛県・58歳)
◎ 田中佛檀賞(商品券5,000円)
「ココロの拠り所」 大脇桃子(岐阜県・30歳)
◎ メイクリーン賞(商品券5,000円)
「我が家の仏壇」 池田一朗(香川県・45歳)
◎ 佳作(匂い袋)
- 「明るいお仏壇」 島袋美加子(沖縄県・39歳)
- 「守られている安心感」 オードラン萌(フランス・36歳)
- 「お仏壇と私」 新井こずえ(埼玉県・57歳)
- 「まんまんちゃんあん」 川上葉子(石川県・47歳)
- 「一族のお仏壇物語」 仲程梨枝子 (沖縄県・65歳)
- 「我が家の宝物」 西野正信(石川県・64歳)
- 「自分が無になるお仏壇との対面」 福永勝則(熊本県・64歳)
- 「なんなんなんなん、あっ」 大口清和 (富山県・51歳)
- 「わが家のお仏壇物語」 中西淳子(奈良県・81歳)
- 「受け継がれる心」 堀田芙美子(三重県・37歳)
- 「3本の矢ならぬ3本の線香」 (松田美加 兵庫県・50歳)
- 「仏壇の明かり」 佐竹加織(大阪府・43歳)
- 「ごめん、おやじ。」 中島英三(兵庫県・70歳)
- 「お仏壇と私」 赤平伸子(秋田県・73歳)
- 「孫のお祈り」 金井 潤(東京都・68歳)
- 「家族の会話」 豊島裕子(岡山県・53歳)
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