父が他界して早一年が経とうとしている。 本日、一周忌を無事終える事が出来た。 仏壇の前に座りこれまでを振り返った。五十九歳の時、脳梗塞で倒れて以来、左半身麻痺を抱えながらもその後の十八年間を懸命に生き抜いた父であった […]
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「今日もみんなが幸せに過ごせますようお見守りください」 毎朝、一番茶を供え灯明をともし、お線香を焚くのは、母が亡くなってから私の役割となりました。お仏壇デビューなのです。仏壇の前に座りご先祖様と心の中で会話をします。と […]
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私には、父がいません。私が一歳の時に交通事故で亡くなりました。私の実家には、父の仏壇があります。 実家では、私はいつもその仏壇の前に布団を敷いて寝ていました。朝起きたとき、夜寝る前には、いつも仏壇に手を合わせていま […]
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私の娘が二歳になる前、今から十三年前に父は亡くなりました。 私は産後休暇を一年取った後職場復帰をしたので、娘が一歳の誕生日から父が面倒を見てくれることになりました。仕事から帰った私に、娘は毎日満面の笑みでおじいちゃんと […]
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四歳になる孫の龍季が仏壇の前に居座り、時々悪さをするので雷を落とされる。特にお供え物の試食だ。 自分の味覚と一致したものであれば胃袋に収め、一口食べて合わなければ、その場に散らかし放題、我儘な孫だ。 この前は、木 […]
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わが家は引揚者である。終戦後、外地から一家六人が一人当たり現金千円と、それぞれリュック一つ背負って郡山に引き揚げてきた。父は衣類などギッシリ詰めこんだリュックに、祖父の位牌と鉄製の重い仏像を持ってきた。 年月を経 […]
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我が家には明治時代から引き継ぐ、幅120cm、高さ170センチ、奥行き70cmの三方開きの大きな仏壇があります。約20数年前痛みが激しくなったのでお洗濯を依頼しました。その時お仏壇の裏側に「1000円にて購入」との先々 […]
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わが家の仏壇は、かなり古い。少なくとも50年は経っているだろうか。 取り立てて華美でもなく、ごく平凡なスタイルだが、この仏壇に、僕はどれだけ語りかけてきたことだろう。 いや、語りかけただけじゃない、必死に祈り続けた […]
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二女が誕生してまもなく、妻の祖父が他界した。生涯農業に従事し、広大な土地でお米をはじめ色々な野菜を栽培していた。僕はおじいさんが、スイカのように大きくなった妻のお腹を、ゴツゴツした手で優しく触っている写真がとてもお気に […]
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わが家のお仏壇は信心深い母がずっと守って来た。子供が誰か付いて行ける時も行けない時もお彼岸には、きっと墓参りに行った。 その母が昨年、下から出血があって、検査と放射線治療の入院中に、まだらボケになってしまったのだ。 […]
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