仏壇選びの達人

専門紙「月刊宗教工芸新聞」が提供する
仏壇と仏壇店情報

第17回わが家のお仏壇物語

佳作「私と仏壇」山本鈴恵 (香川県)

私はアパートで20号の紫檀の仏壇と共に一人暮らしをしている。アパートなのに大きな仏壇とよく驚かれる。確かに私は仏壇のある部屋で寝ている。これには色々ないきさつがあるが今はこれで落ち着いている。 一人っ子で主人も8年前に亡 […]

もっと読む

佳作「心の中でずっと」葉山ゆかり (東京都・46歳)

実家の仏壇に飾られている母の写真。7年前に、子供達と私と、母と4人で遊園地に行った時に、私が撮った写真だ。1人で写っている写真がなくて、3歳だった娘と、母が2人で写っているのを切り取った写真。ちょっと若すぎる母の写真。 […]

もっと読む

佳作「仏壇と団らん」長谷川達也 (岐阜県・44歳)

子供の頃、家の仏壇が少し怖かった。家の中でも日当たりの悪い座敷にあり、昼間でも薄暗い。仏間に足を踏み入れるとひんやりとした空気が漂い、木魚や線香の香りがどこか厳かな雰囲気を醸し出していた。ご先祖様を祀る大切な場所だと分か […]

もっと読む

佳作「夫がいる白いモダン仏壇」豊代惠子 (石川県・60歳)

マイホームを、と注文住宅建築の計画を立てていた二十年前。離れて暮らす舅から、仏間や仏壇は入れないのかと提案された。しかし夫は、それに対してはっきりと、 「仏壇はいらない。畳の部屋も必要ない」 迷うことなく言い切っていた。 […]

もっと読む

佳作「リビングの仏壇」静 春樹 (徳島県・64歳)

古くなった実家を建替えるとき、最後まで揉めたのは仏壇の設置場所だった。 数年前に夫を癌で失い、ただでさえ先祖を敬う気持ちを強めていた母のこだわり。対する私は、この機会に乗じて家そのものをモダン、かつ快適に過ごせる空間にチ […]

もっと読む

佳作「伝説のお仏壇」阿江美穂 (兵庫県・72歳)

私の実家のお仏壇には、ちょっとした伝説がある。 それを言い出したのは、二年前、九十八歳で亡くなった母である。 毎朝夕、お仏壇に手を合わせお経を唱え、その後に子や孫、曾孫の名前を延々唱えて無事を祈り、感謝をするのが母の日課 […]

もっと読む

佳作「父の隣で奏でるピアノ」信夫真里亜 (東京都・32歳)

物心ついたときから、私の部屋には、父の仏壇が置いてありました。 幼い頃、私は母に、「どうして私の部屋に仏壇を置くの」と聞いたことがあります。すると、「パパが生きていたら、ここはパパの部屋だったから」と返ってきました。自分 […]

もっと読む

佳作「心は見た」蔡 三忱 (台灣 32歳)

澄んだ心と誠実な心内部と外部の透明性の実現心は見えない真実の者時間の蓄積内なる富同等以上の富内と外の富自分を一番よく知る明るいシャイニング秒単位のリマインダー心はこうあるべきだ迷うことはないこれが仏壇の意味と意義ですこれ […]

もっと読む

佳作「住み心地は、いかがですか?」漆原香里 (千葉県・58歳)

我が家のお仏壇は、真っ白でコンパクトなお仏壇だ。白を基調とし、こじんまりとした我が家のマンションにぴったりのお仏壇である。実家を処分するにあたり、一人娘の私が4体有る位牌を引き取り、魂抜きをしてもらい、新しい仏壇と位牌を […]

もっと読む

佳作「西空に沈む太陽」三宅隆吉 (福岡県・85歳)

妻と一緒に仏壇を磨いた。亡き父も母も喜んでくれていることだろう。月に一度ご住職から話を聞かせて貰っている。今月はご仏壇についてであった。 「ご仏壇は世界最高の芸術品だ」と言われた。説明を受けてなるほどと納得した。つるりと […]

もっと読む

仏壇公正取引協議会
祈ってみよう、大切な誰かのために。PRAY for (ONE)