仏壇選びの達人

専門紙「月刊宗教工芸新聞」が提供する
仏壇と仏壇店情報

佳作「新盆」 細田祐美子(埼玉県・36歳)

還暦を過ぎた頃から、父は写真を撮るたびに「この写真を遺影に使ってくれー。老い先短いんだから」といつも言っていた。人生80年時代と言われているのに、そんな冗談を、とそれを聞くたびに苦笑した。どうやら、おじいちゃんー父の父親 […]

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佳作「我が家の仏壇」 佐藤かずえ(宮城県・66歳)

かなり年代物の仏壇を、新しい仏壇に替えたのは、父が亡くなった時だった。 いつぞや葬儀の際、法話の中に、「仏壇は亡くなった人の家」という話が、頭の中に残っていて「やはり古い家より、新しい家だ」と、少々無理をして仏壇を買った […]

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佳作「仏壇らしくない仏壇」 田中信之(東京都・64歳)

私が生まれ育った家にはボロボロの小さな仏壇があったが、今の家に引っ越してくる際、両親は位牌と鐘と線香の器があれば良いと仏壇は処分してきた。新しい家で鐘などは納戸の奥の隅っこにおかれて寂しそうに見えたが「鐘など必要なものさ […]

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佳作「これからも宜しく我が家の仏壇」 佐藤房江(東京都・80歳)

物心付いてから馴じみがあり鎮座まします我が家の仏壇、畳半帖程もある漆塗りで、観音開きで引き出し、引き戸棚、指物工法で、祖父が作った大切な物と父から聞いて居ります。百年以上経っていると推察されます。 一人娘の私は理不尽では […]

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佳作「新年の集まり」 小野早苗(神奈川県・42歳)

私が幼い頃から、新年には母の実家に親族が集まって、お仏壇がある座敷でテーブルを囲んで食事をしていた。 子どもの頃は、久しぶりに会う従兄姉たちと遊ぶのが楽しかった。酒を飲みながら談笑する大人たちを祖母は用意した料理でもてな […]

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佳作「2つの仏壇」 翠 康太郎(愛知県・63歳)

「おはようございます。(コロナ禍の)世の中が早く落ち着きますように。みんなが元気に暮らせますよ うに。(女房を)大事にして、(飲み過ぎないように)節制して、ご近所さんへも自分から声をかけるように努力して生活します」・・・ […]

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佳作「「悲しい酒」とお仏壇」 鈴木晴彦(福島県・62歳)

今のお仏壇を購入したのは33年前、母が57歳でこの世を去り二カ月ほど過ぎた頃だ。それまでは、大工だった亡き父が造った小さなお仏壇だった。父は母より一つ年上だったが、母が36歳の時に亡くなり、母は小学3年の私と小学1年の上 […]

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佳作「祈ることで伝えたい」 木坂広子(広島県・47歳)

実家では、私が幼い頃には祖父が、祖父が亡くなってからは父が毎晩お祈りをしていた。 (今も父は毎日お祈りをしている。) 結婚後暮らしている夫の実家では、仏壇はあり花は飾られご飯とお水は備えられているが、お祈りをするのは盆、 […]

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第14回「わが家のお仏壇物語」入選作品発表

小社では第14回フォトエッセイコンテスト「わが家のお仏壇物語」の公募を昨年12月より2月20日まで実施し、53通ほどご応募を頂きました。いずれの応募作品もお仏壇に対しての想いが伝わる秀作でしたが、審査の結果以下のように入 […]

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花好み(C)・藤

今月のプレゼントは山田念珠堂の創作腕輪念珠型「花好み©・藤」です。風薫る4月末から5月にかけて豊かをな花を咲かせる藤の花を、腕輪型念珠として創作したものです。合計10名様にプレゼント。 淡水真珠と貴石(水晶・グリーンオニ […]

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仏壇公正取引協議会
祈ってみよう、大切な誰かのために。PRAY for (ONE)