仏壇選びの達人

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第12回わが家のお仏壇物語

佳作「日常茶飯事」関口光一(長野県・45歳)

「おはようございます」
ご先祖様とともにわが家の一日が始まる。「みんな元気に起きてきたな」と。毎朝、まずは一杯のお水を差し上げると、ご先祖様たちは「夏のお水は冷たくてうまいな。」とおっしゃる。
朝ごはんの米が炊き上がると、小さな器でふたつお供えし、お召し上がりになられる。「新米は特に美味しいな。」と。
子どもの「このごはんは誰が食べるの?」との問いかけに、「ここにいる、たくさんの人が食べるんだよ。姿は見えないけど。ご先祖様もおなかがすくからね。」
「いただきます」
家族みんなで食卓を囲む。もちろんご先祖様と。いつも通りご飯が食べられるということに感謝。食後の一番茶をお供えすると「茶柱が立ってるな」と。
「いってきます」
仕事や保育園に行き、家を空ける時には留守番をしていてくれる。「いってらっしゃい」と。留守中は静かでちょっと寂しいひとときかもしれない。
「ただいま」
無事に帰宅するのをご先祖様たちは待っていてくれた。「おかえり、お疲れさん」と。賑やかさが戻った。
「おやすみなさい」
一日無事に終わって、感謝のひとこと。「今日も一日、家族共々無事にすごせました。ありがとうございました。また明日もよろしくお願いします。」
消灯し、みんなで一緒に眠りにつく。また明日。

祈りをかたちに 全日本宗教用具共同組合
仏壇公正取引協議会
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