仏壇選びの達人

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第13回わが家のお仏壇物語

佳作「故人との糸電話」 鈴木京子(福島県・20歳)

 

小さい頃は、おばあちゃんが仏壇に向かって話しかけたりしている姿を見て、不思議な気持ちになっていた。なんで誰もいないのに話しかけてるんだろう。なんで飾ってある写真にむかって話しているんだろう。「ここにはおばあちゃんのお母さんとお父さんがいるんだよ」って笑顔で話すおばあちゃんの気持ちが分からなかった。

でも、おじいちゃんが亡くなってから、私の考え方は変わった。仏壇に手を合わせることはその相手に向けての祈りだったり、最近の自分のことについてだったりを語るためにするんだなと思った。そこには多分死んだ人はいないと思うけど、死んだ人との糸電話の様なものになっているんじゃないかと思う。きっとこちらの思いは仏壇を通してつながっている。きっと向こうにいる人も仏壇を通してこちらに思いを届けてくれていると思う。最近では仏壇のない家が増えてきているが、仏壇に祈ることで故人を思い出したり、故人と話をしたりできるんじゃないかと思う。

今日もおばあちゃんは仏壇に手を合わせる。今日一日が幸せに過ごせるように見守っていてね、と。なんだかおじいちゃんの写真が優しくほほ笑んでいるように見えた気がした。

祈りをかたちに 全日本宗教用具共同組合
仏壇公正取引協議会
祈ってみよう、大切な誰かのために。PRAY for (ONE)